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【徹底解剖】保険のセールスでよく聞く『MDRT』って?

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保険のことを調べているとよく聞く、『MDRT』や『COT』『TOT』など、保険セールスの専門用語について解説します。

MDRTとは

1927年に発足したMillion Dollar Round Table (MDRT)は、卓越した生命保険・金融プロフェッショナルの組織です。世界中の生命保険と金融サービス専門家72,000名以上が所属する独立したグローバルな組織として、500社、70カ国で会員が活躍しています。

世界中の生命保険・金融サービス専門職の毎年トップクラスのメンバーで構成され、そのメンバーは相互研鑽と社会貢献を活動の柱とし、ホール・パーソン(バランスのとれた人格を志向すること)を目指し、努力しています。またMDRT会員は卓越した商品知識をもち、厳しい倫理基準を満たし、優れた顧客サービスを提供しています。また、生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されています。

MDRTの歴史

MDRTは1927年(昭和2年) 、全米生命保険外務員協会(NALU) の副会長であったポール・クラーク氏が、年間成績が百万ドル以上の人約50人に手紙で呼びかけ、テネシー州メンフィスのホテルに集まったのが始まりです。呼びかけに応じて集まったのは32名。

その32名がホテルの会議場の円卓を囲んで議論したのが「MDRT(Million Dollar Round Table)の始まりであり、名前の由来です。

クラーク氏は、生命保険業界を良くするには、リーダーである自分たちが行動を起こすべきだと説得しました。会議場では、この会議に呼ばれなかった外務員が抗議したとも伝えられています。それでもクラーク氏は、「雑音に惑わされることなく、外務員としての最高を求めたい」と語り、ここにMDRTが誕生。翌1928年のデトロイトで行われたNALU年次総会から公式に活動を開始しました。

日本での歩み

日本からは1931年(昭和6年) に3名がMDRT会員に登録されたのが最初です。設立からわずか4年後、世界で168 人しかいなかった時代でした。

それから31年、1962年(昭和37年) 以来「保険セールスの神様」と言われた故・原一平氏の働きかけで、日本での活動が活発になっていき、1970 年(昭和45年) に、MDRT日本会が17名の会員によって発足しました。

この時世界では6,675 人の会員がいました。

日本会が世界に羽ばたくきっかけとなったのは、1985年に米国本部からMDRTの全役員が来日してからでした。 会員数の増加は世界各国から注 目を集めると同時に、日本の会員に対する期待も大きく、アジアのリーダーとしての責任は益々大きくなっています。

※参考まで

一般社団法人 MDRT日本会会員数(2020年3月18日現在)

分会 会員数
アクサ生命分会 262名
朝日生命分会 51名
エヌエヌ生命分会 26名
ジブラルタ生命分会 547名
住友生命分会 31名
ソニー生命分会 1,056名
SOMPOひまわり生命分会 71名
第一生命分会 187名
大樹生命分会 134名
大同生命分会 216名
太陽生命分会 2名
代理店分会 937名
東京海上日動あんしん生命分会 179名
日本生命分会 138名
富国生命分会 17名
プルデンシャル生命分会 1,316名
マニュライフ生命分会 242名
三井住友海上あいおい生命分会 63名
明治安田生命分会 171名
メットライフ生命分会 664名
合計 6,310

一般社団法人 MDRT日本会会員の推移(2020年度)

基本理念

私たちMDRT会員は常に“あなたのために何ができるか”“あなたにとって何がベストなのか”を考えています。私たちの行動はまず、そこから始まります。

「プロフェッショナリズム」「相互研鑽」「シェアリング」とは、そういう事なのです。この気持ちを忘れずに行動する私たちは、業績だけでなく、心の基準も満たしていると自負しています。

これからも私たちは“あなたのベスト”を考える”あなた第一主義”で行動します。

顧客第一主義

常に顧客の利益を第一に考え、自分や組織の利益より優先させるということ。

社会貢献

ビジネスと地域社会のリーダーとして、様々なボランティア活動を行うこと。

プロフェッショナリズム

卓越した商品知識と厳しい倫理基準をもって、最良の顧客サービスを提供すること。

相互研鑽

国や地域や企業間の垣根を越えて、研修で知識を磨きあい、自己研鑽に努めること。

シェアリング

日本と世界の会員が集まり、最新アイディアの共有、知識・情報をシェアすること。

倫理綱領

MDRTの倫理綱領を尊び遵守することは、会員の水準を高めるものであることをMDRT会員は常に自覚しなければならない。倫理綱領は社会全般および保険と金融サービスの専門家に有益である。

従って、会員は以下を実践しなければならない。

  1. 常に顧客の利益を会員の直接間接の利益より優先させる。
  2. 専門家として顧客に可能な限り最良のアドバイスを提供するために知識、スキル、能力の維持向上に努め、最高水準を維持する。
  3. 顧客の事業上および個人的情報を他に漏らす事なく、秘密を厳守する。
  4. 顧客が賢明な判断をくだすために必要なすべての情報や知識等を十分に提供する。
  5. 個人としての行動は保険と金融サービス業界、そしてMDRTに対して期待される水準を維持する。
  6. 保険および金融商品の乗換えは、いかなる場合も顧客の利益を優先する。
  7. 会員の営業免許を交付する管轄地域の法令と規定すべてを遵守する。

会員の種類について

会員の種類は成績資格会員、成績資格終身会員、及び終身会員の3種に分かれます。

成績資格会員(Qualifying Member)

入会基準を達成して会員として登録し、承認された者

  • COT(Court of the Table)会員・・・入会基準の3倍以上の生命保険販売成績を有する会員
  • TOT(Top of the Table)会員・・・入会基準の6倍以上の生命保険販売成績を有する会員

成績資格終身会員(Qualifying and Life Member)

通算10回以上会員となった者。(準会員の年も含める)

終身会員(Life Member)

成績資格会員の資格を取得した後、成績を計上せずに会員を続ける者。

※1996年より準会員が廃止となり、初年度より成績資格会員となります。

MDRT入会基準

手数料ベース、保険料ベース、収入ベースのいずれかの基準をクリア

※2021年度MDRT入会基準は、コロナの影響で入会基準額が変更されています。

  • 手数料ベース 変更前)¥10,414,600  ⇒ 変更後)¥6,843,900
  • 保険料ベース 変更前)¥31,243,800  ⇒ 変更後)¥20,531,700
  • 収入ベース  変更前)¥18,037,800 ⇒ 変更後)¥11,853,400

上記の金額のうち50%以上は、コア商品(第3分野以外)でないといけないといったルールもあります。

  • 成績資格会員・・・上記の基準をクリア
  • COT(Court of the Table)会員・・・入会基準の3倍以上の生命保険販売成績を有する会員
  • TOT(Top of the Table)会員・・・入会基準の6倍以上の生命保険販売成績を有する会員

※出典元
MDRT日本会公式ホームページ

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