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2021.09.14

医療保険とは?種類や特徴をわかりやすく解説

医療保険とは?種類や特徴をわかりやすく解説

病気やケガなどで治療が必要になるなど、万が一のときに備えて、医療保険について知っておきたい方も多いのではないでしょうか

「医療保険にはどんな種類があるの?」「どのくらいの医療費が保険で適用されるの?」などの疑問を持ちながらも、何から調べたらよいのかわからない方もいるでしょう。

この記事では、 CFP®(ファイナンシャルプランナー) の宮川真一さん監修のもと、医療保険とは何か、基本的な知識を1からわかりやすく解説します

今更周りに聞けないことや、今後に向けてやっておくべきことなども紹介するため、ぜひ参考にしてください。

  1. 医療保険とは病気やケガをした時に保障を受けられる制度
  2. 医療保険には公的医療保険と民間の医療保険がある
  3. 公的医療保険の種類や保障内容について
  4. 公的医療保険で医療費はどのくらい保障される?
  5. 民間医療保険の種類や保障内容について
  6. 民間医療保険には掛け捨て型保険と貯蓄型保険がある!
  7. 民間医療保険で医療費はどのくらい保障される?
  8. 医療保険に関する質問
  9. 将来に備えるためには民間医療保険にも加入しよう

医療保険とは病気やケガをした時に保障を受けられる制度

医療保険とは、病気やケガをして医療を受ける必要が出たときに、医療費の一部が支払われる保障が受けられる制度のことです。

被保険者は、決められた保険料を支払って加入することで、少ない負担で医療サービスを利用することができます。

以下、医療保険が適用される仕組みを図で表したものです。

医療保険の仕組み

ほかにも、後から手続きをおこなうことで、一度支払った負担金の一部が保険者から戻ってくる場合もあります。

自分が加入している医療保険の種類によって、パターンが異なることもありますが、基本的な仕組みとして上記の流れを覚えておきましょう。

医療保険には公的医療保険と民間の医療保険がある

医療保険には、公的医療保険(健康保険)民間医療保険があります。

以下、2つの違いをまとめた表です。

公的医療保険(健康保険)民間医療保険
運営国や自治体民間企業
目的国民生活の安定・公的医療保険で補い切れない分をカバーするため
・ リスクへの備え
加入義務全国民が加入任意加入
加入審査なしあり
利用方法手続き不要手続きが必要

公的医療保険(健康保険)は、原則、すべての国民の加入が義務付けされています。また、基本的に手続き不要で利用することが可能です。

一方、民間医療保険は任意で加入するものであるため、加入しないという選択もできます。

生命保険文化センターの調査によれば、加入している世帯は88.5%、世帯主が加入しているケースは82.5%、配偶者が加入しているケースは68.2%です(※)。

また、利用方法も公的医療保険と民間医療保険で異なります

民間医療保険の場合、公的医療保険のように自動的に保険が適用されないため、保険金の支払い事項に該当する際は、被保険者自身で手続きをしなくてはいけません。

そのほか、公的医療保険と民間医療保険には、種類や保障内容などの違いもあります。

ここからは、公的医療保険と民間医療保険それぞれの種類や保障内容について、詳しく解説していきます。

(※)生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」

公的医療保険の種類や保障内容について

公的医療保険の種類は、国民健康保険被用者保険後期高齢者医療保険の3つがあります。

公的医療保険の種類被保険者
国民健康保険自営業者や農業従事者、無職の方など
被用者保険・協会けんぽ…中小企業の従業員など
・健康保険組合…大企業の従業員など
・共済組合…国家公務員や地方公務員、私立学校の教員など
後期高齢者医療制度75歳以上の国民

職業や年齢によって、加入する保険が異なります。

自営業者などが加入する「国民健康保険」は、被保険者自身が加入手続きをおこない、保険料を支払います。

一方、「被用者保険」は職場で手続きがおこなわれるため、被保険者自身が手続きをおこなう必要はありません。

また、保険料の半分を職場が負担するため、被保険者の負担は軽減されます。

日本の公的医療保険は、医療機関を自由に選べる点が特徴です。

どの医療機関で医療を利用しても、自由診療を除けば医療保険が適用されて、負担割合に応じた医療費のみが請求されます。

公的医療保険で医療費はどのくらい保障される?

医療費の負担割合は、年齢により決められています。  

年齢負担割合
0歳~義務教育に就学前の子ども2割
義務教育就学後~70歳
3割
70歳~75歳2割(所得に応じて変動する)
75歳以上1割(所得に応じて変動する)

例えば、負担割合が3割の被保険者である場合、実際にかかった医療費のうち7割がすでに差し引かれた状態で請求されるため、医療機関では3割のみ支払います

また、70歳以上に関しては、収入によって負担割合が異なります。

75歳未満は2割負担、75歳以上は原則として1割負担ですが、どちらも現役並みの所得がある場合は3割負担になります。 

1~3割の負担額でも医療費が高額になったら?

1~3割の負担であっても、入院や手術などをおこなうと医療費が高額になることがあるかもしれません。

そこで、医療費が高額なときに利用できる制度として、「高額療養費制度」があります

高額療養費制度
は、年齢と収入ごとに月額医療費の上限が設けられ、家計における医療費の負担が高くなり過ぎないよう設定されています。

例えば、70歳未満で年収が約370万円~770万円であれば、毎月の医療費の自己負担額の上限は以下の計算式で求められます。

計算式
  • 80,100円+(医療費-267,000円)×1%

ある月の医療費が30万円だったとしましょう。

3割負担であるため、窓口では9万円支払いますが、上記の式より月ごとの医療費上限額は80,430円であるため、後日9,570円返還されます。

また、医療費上限額を超える月が12ヶ月の間に4回以上ある場合は、4回目から上限額がさらに引き下げられます

70歳未満で年収が約370~770万円の方は上限額が44,000円になるため、同程度の医療費がかかっても自己負担額は44,000円を超えません。

民間医療保険の種類や保障内容について

民間の医療保険には、以下のような種類があります。

民間医療保険の種類保障内容
一般医療保険入院時や手術時に保険金が給付される
女性向け医療保険一般医療保険の保障内容に加え、女性特有の疾病で入院・手術をすると保険金が追加で給付される
子ども向け医療保険入院時や手術時に保険金が給付される
扶養者(保険契約者)の死亡や重度障害に対して保険金が支給されるものもある
持病がある方向けの医療保険告知の基準が緩やかな「引受基準緩和型医療保険」や告知不要の「無選択型医療保険」など
がん保険がんと診断されたときに一時金、治療に対して保険金などが支給される

複数の保険会社がさまざま商品を販売しているため、自分に合うものを選択しましょう。

民間医療保険には掛け捨て型保険と貯蓄型保険がある!

民間医療保険には、「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2種類のタイプがあります。

それぞれ、解約払戻金やお祝い金の有無のほか、保険料の内容に違いがあります

掛け捨て型保険貯蓄型保険
解約返戻金なし(※1)あり
満期保険金
なしあり(※2)
お祝い金なしあり
保険料比較的安い傾向がある
掛け捨て型より高額な傾向がある
種類定期保険、収入保障保険、一般医療保険、がん保険など終身保険、学資保険、養老保険、一部の一般医療保険やがん保険など

(※1)ある場合でも少額であることが多い
(※2)満期である商品の場合に限る

なるべく、保険料を抑えたい方や貯蓄はほかのもので補いたい方は「掛け捨て型」を、保険料は掛け捨て型より高額でも、医療保険を通して、将来に向けて貯蓄していきたい方は「貯蓄型」を選びましょう。

医療保険には定期型と終身型があることも知っておこう!

民間医療保険には、保険料支払いに満期がある「定期型」タイプとと満期のない「終身型」があります。

定期型と終身型

定期型は、一定の期間のみ加入し、加入期間中のみ保険が適用されます。

満期後は更新できることがありますが、最初に加入したときよりも年齢が上がるため、保険料も高額になることが一般的です。

一方、 終身型は満期がないため、加入期間中は常に同じ保険料を納めます

また、終身型の保険料の支払い方には「終身払い」と「短期払い」の2つがあります。

終身払いを選ぶと保険が適用されるためには一生涯保険料を納める必要があり、短期払いを選ぶと一定期間のみ保険料を納めれば、一生涯の保障を受けることができます。

毎月の負担を減らしたい方には終身払いが向いていますが、老後の負担を減らしたい方には短期払いが適しています。

老後に受け取る年金なども考慮し、自分に合う方法で保険料を支払いましょう。

民間医療保険で医療費はどのくらい保障される?

公的医療保険は実際に利用した医療費の一部を補填する「現物支給」ですが、民間医療保険は「現金支給」であるため、さまざまな用途に使用できます。

民間医療保険は、公的医療保険では補えない以下のような費用を保証してくれます。

  • 差額ベッド代や食事代など医療費の対象外になるもの
  • 先進医療や自由医療にかかるお金
  • 通院や入院時にかかる交通費や生活費

保障される医療費は、選択した保険会社や商品によって異なります。

どのくらいの保障が必要かは、差額ベッド代や通院費、治療のために一時的に仕事を休むときに想定される収入の減額分から考えることができます。

また、特定の疾病に罹患すると保険料の支払いが不要になるタイプの保険もあります

例えばがん保険であれば、がんと診断されたときから保険料の払い込みが不要になり、なおかつ以後の治療費や先進医療の費用などがカバーされるものもあります。

収入保障が一体になったタイプなどもあり、何を重視するかによって自由にカスタマイズできる点も、民間医療保険の魅力です

数ある種類のなかから、どの医療保険に加入するか悩む方は、ぜひTotal Life Designにご相談ください。

お客様に最適な保険をプランニングします。

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医療保険に関する質問

ここからは、医療保険についてよくある質問とその答えを紹介します。

  • 生命保険と医療保険の違いって何?
  • 民間医療保険は何歳から加入するべき?
  • もしも転職したら被用者保険はどうなる?

気になる疑問を解消してください。

生命保険と医療保険の違いって何?
生命保険とは、広い意味では「生命や死亡にかかわる保障全般のこと」です。

しかし、狭い意味で生命保険は「死亡保険」だけを指します。

死亡保険とはその名の通り、被保険者が死亡したときに保険金が支払われる保険で、家族などの保険受取人に指定した人が保険金を受け取れます。

一方、医療保険は、病気やケガによって医療が必要になったときに受け取る保険です。

死亡保険とは異なり、被保険者自身が保険金を受け取ります。
民間の医療保険は何歳から加入するべき?
医療保険によって、加入できる年齢は異なります。

なかには、0歳から加入できる保険もあるため、医療保険が必要だと感じたときは年齢に合う保険を選びましょう。

民間医療保険は加入したときの年齢が低いほど保険料が低い傾向にあるため、早めに加入して、月々の負担を抑えつつ、医療費の不安を軽減することもおすすめです。
もしも転職したら被用者保険はどうなる?
転職した場合は、転職先の被用者保険に加入することになります。

手続きは転職先でしてもらえるため、被保険者自身でおこなうことはありません。

しかし、退職した日に被保険者の資格は失われるため、転職までに時間が空いているときは無保険期間をつくらないように、以下のいずれかの方法を選択し、被保険者自身が手続きをする必要があります。
  • 今まで加入していた被用者保険を任意継続する
  • 国民健康保険に加入する
  • 家族の健康保険の被扶養者になる

将来に備えるためには民間医療保険にも加入しよう

すべての日本国民は、国が運営する公的医療保険に加入しているため、医療費の負担を軽減させることが可能です。

しかし、万が一のときのために、民間医療保険に加入しておくと安心です

民間医療保険は、公的医療保険のように現物支給ではなく現金支給であるため、通院費や差額ベッド代、生活費などをカバーできます。

いつ、病気がケガをするかは予測できません。

病気やケガのときでも安定した生活を送るために、公的医療機関と合わせて、民間医療保険への加入も検討してください。

どの医療保険へ加入するか悩む方は、ぜひ一度、Total Life Designにご相談ください。

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この記事を監修している専門家
  • 宮川 真一
    CFP®、税理士 宮川 真一 宮川 真一の詳細はこちら

    岐阜県大垣市出身。1996年一橋大学商学部卒業、1997年から税理士業務に従事し、税理士としてのキャリアは20年以上たちました。 現在は、税理士法人みらいサクセスパートナーズの代表として、M&Aや事業承継のコンサルティング、税務対応を行っています。 あわせて、CFP®(ファイナンシャルプランナー)の資格を生かした個人様向けのコンサルティングも行っています。また、事業会社の財務経理を担当し、会計・税務を軸にいくつかの会社の取締役・監査役にも従事しております。